はじめに


00044 遠慮しない!欧米的コミュニケーション
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こんにちはNaokoです。

3月、4月と何人か男性が来日され
手配に追われていましたが、

季節もだいぶ暖かくなり
活動的になってきましたので
昨年の12月以来産休でお休みしていた
“MeetUp”を再開することになりました。

5月31日に地元ボルチモアで
6月7日にはロサンゼルスで
ミートアップを行ないます。

詳細はブログの方でご紹介しています。
https://yaplog.jp/kaiwa-usa/archive/501

日本にお住まいの方も
アメリカにお住まいの方も
どなたでも参加をお待ちしています!

LAでのMeetUpを決めたら
LA在住の男性からの問い合わせが増えました。
近日中にファイルをアップデートして配信する予定です。

開催をずっと迷っていたんですが
決断してみるもんですね!

ここからが本題です。

↓ ↓ ↓

今回は
『遠慮しない!欧米的コミュニケーション』です。

こんなことがありました。

東京に住んでいたとき
青山のオフィスの徒歩一分のところに
美容院があり
オーナーはカリスマ美容師なのかどうかは知りませんが
結構、有名な方がお客さんとして来る美容院で

オフィスの宮田も私も
よくそこで髪を切ってもらっていたのですが
いつもお世話になっているお礼に
『ご飯でも食べませんか?』と、
美容院のアシスタントの女の子ふたりをお誘いして
近くのレストランにいったときのこと。

宮田が
『何でも好きなものをたのんでください!』と、
太っ腹なセリフを彼女たちに投げかけました。

メニューには
料理の質、量(お肉の質など)や
デザートの有無によって
ABCと、ちょっとずつ料理の値段に違いがあり

彼女たちはその中で
一番値段の安いものを選びました。

宮田が
『遠慮しなくていいんですよ。好きなものを頼んでください。』
と、もう一度聞いても

『いいえ、これをお願いします。』と、
かなり、控えめに答える彼女たち。

『飲み物は?』
――― 『結構です。。。』

おなかがすいていないのか
ダイエットをしているからなのか
“ご馳走になるのに高いものを頼むのは相手に失礼”
と思っているのか
真相はわかりませんが

横で見ていた私の目には
彼女たちの態度に
“日本人的遠慮のココロ”が見えました。

たぶん、私が彼女たちの立場だったら
同じように値段の安いものを選んだと思います。

何故なら子供の頃から
人前では控えめな態度をとるようにと
両親から教えられてきたからです。

昔話の
“舌きりすずめ”や
“金の斧、銀の斧”(これはイソップですね。)
を、何度も読み聞かされて
https://www.news.janjan.jp/area/0904/0904181771/1.php
https://hukumusume.com/douwa/pc/aesop/05/25.htm
『欲張るとロクなことが無い』ということを学びました。

しかしです、、、!

日本で生活するに於いて
“日本人的遠慮のココロ”は
大変素晴らしい習慣である
というようにとらえられるのかもしれませんが

アメリカで生活するようになって
この“日本人的遠慮のココロ”が
必ずしも
欧米人にとって日本の美徳な習慣とは受け取られない場合もある
ということに気づきます。

例えば
デートのときに男性から
『今日はどこに行きたい?』と聞かれたときに
『あなたに任せます。』とか
レストランで
『何を食べたい?』と聞かれたときに
『あなたと同じものでいい。』とか

自分では
“日本人的遠慮のココロ”のつもりで
控えめな答えを相手に差し出しているように振舞っても
欧米人の男性は
“主体性のない女性”と、困惑ぎみに受け止められてしまう。

『どこどこに行きたい!』
『なになにを食べたい!』
と、
欧米では
まず自分の意見をはっきり伝えること。
この心がけが日本人の私達にとって
コミュニケーションを円滑にさせるコツのようです。

かくいう私もアメリカに住んで5年が経ちますが
無意識のうちに
美容院の彼女たちと同じように
遠慮がちな言動をしていることがあります。

先日も義理の母が
『これ、Naokoに似合うと思って。。。』
と、洋服を何枚か見繕って持ってきてくれたのですが

私は遠慮のつもりで
『いいえ、いいえ、いいんです。』と、
言ってしまいました。

『ああ、そう、残念だわ。。。』
と、義理の母。(悲しげな様子)

結局、

素直に

笑顔で

『ありがとう!』

と、受け取ればよかった。

と、後から後悔しました。

相手が自分のために何かをしてくれるという好意を

反射的に
『いいえ、結構です。』
と、とりあえず断る習慣が身についている自分。

相手は私が『YES』と言うことを期待して
何かをしてくれようとしているのだから
変な遠慮をせずに

素直に、

笑顔で、

『Yes! Thank you!』

と、答える習慣に変えていこう!と思いました。

 

“日本人的遠慮のココロ”は
日常のあらゆる機会に
無意識的に行動として現れるので

アメリカで暮らす際には
できるだけ遠慮のキモチを忘れて
(捨てるな!とはいいません。)

自分の意思を素直に相手に伝え
相手の意思を素直に受け入れる

それがスムースな異文化コミュニケーションに
必要な業(ワザ)のようです。

極論になりますが
『こんなことをしてもいいのかな?』と迷ったときには
相手が『NO』といわない限りは
それはOKであると理解すること
--- 大事です。

Naoko

PS
女性のみなさん、
Kaiwa-USAの運営に関して質問や疑問
こうして欲しいというようなことがありましたら
どんなことでも遠慮しないでおっしゃってくださいね。

『遠慮しないで!』が基本です。
あなたの言葉を待っています!

 

【編集後記】

私のオットは遠慮をしません。

特に、誰かのゴッチでレストランに行くとなれば

ウェイトレスさんに『飲み物は?』と聞かれると
いつもは
『水で結構です。』と答えるくせに

普段は注文しない
ビールを食前に
食後にはデザートをオーダーします。
そして、ABCと値段に差のある料理であれば
値段で選ぶというよりは
一番食べたいと思うものを選びます。

彼がハッピーならそれでいい。
それでみんながハッピーならばオッケーでしょう。

私は彼の行動を見習いつつ
微妙に遠慮のキモチがまだあるなぁ。。。。

それはそれとして、

みなさまのコミュニケーションがうまくいきますよう
祈っています!

 

Naoko : 国際結婚の幸せプロデューサー
アメリカ国際結婚・婚活サポート

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